2025年3月20日、国の重要文化財にも指定されている横浜市開港記念会館、通称「ジャックの塔」にて、一般社団法人日本臨床歯科CADCAM学会 関東支部会が開催されました。この学会は、もともとスタディクラブから始まり、2014年に一般社団法人として発足したもので、かつて私は副会長としてこの組織の礎づくりに深く関わっていました。現在では、その後を引き継いだ先生方の尽力により、会員数は1000名を超える規模にまで成長しています。
今回の支部会では、私にとって久しぶりの登壇の機会がありました。大会長の先生からの突然の依頼で、2月に参加した「シカゴ・ミッドウインターミーティング 2025」や「LMT Lab Day Chicago」の現地レポートを演題の一つとして講演させていただくことに。
世界の歯科界が真冬のシカゴに集結し、補綴からインプラント、技工技術まで、あらゆる最先端情報が披露された3日間。その熱気を、横浜の会場でもリアルに伝えたいという思いでスライドを構成し、技工における次世代機材や展示された未来技術、そして極寒の現地で体感したリアルな学びを共有しました。
当日の支部会では他にも、VR技術の活用や、効果的な症例写真の撮影法といった実践的なトピックも多く、非常に学びの多い会となりました。また、重要文化財の荘厳な雰囲気の中での講演という特別な体験も、印象に深く刻まれました。
終了後は、中華街にほど近い「謝朋酒樓(シャホウシュロウ)」で懇親会。旧友や若手の先生方と語らい、笑いの絶えない楽しい時間となりました。