こんにちは。品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」です。
インプラント治療を検討しているけれど痛いのではないかと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。痛みが不安で治療に踏み切れず、歯を失ったまま放置すると、噛む力の低下や周囲の歯への悪影響など、さまざまな支障をきたす可能性があります。
この記事では、そもそもインプラント治療は痛いのか、痛みがあるときにはどのように対処したらよいのか解説します。インプラント治療を検討されている方や、痛みに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療とは
インプラント治療とは、虫歯や歯周病、外傷などで歯を失った場合に、人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
インプラント体は、体に馴染みやすいチタンなどの素材で作られており、顎の骨としっかり結合することで安定した噛み心地を得られます。
治療は数段階に分かれており、まず顎の骨にインプラントを埋め込む手術が行われます。その後、顎の骨とインプラントが結合するまで数カ月待ち、最終的に人工の歯を装着して治療が完了します。
手術というと不安に感じる方も多いですが、局所麻酔を使用するため、治療中の痛みは最小限に抑えられることが一般的です。
インプラント治療が選ばれる理由
インプラント治療が選ばれる理由としては、天然の歯に近い見た目や噛み心地を得られる点が挙げられます。
また、ブリッジと異なり、隣接する健康な歯を削る必要がないため、周囲の歯への負担を抑えられることも特徴です。さらに、しっかりと固定されるため、食事や会話の際にずれたり外れたりする心配が少ないという利点もあります。
ただし、すべての方に適応となるわけではなく、顎の骨の状態や全身の健康状態によってはほかの治療法がすすめられる場合もあります。治療を検討する際は、歯科医師と十分に相談することが重要です。
インプラント治療は痛い?
インプラント治療では、主に手術中と術後に痛みを感じる可能性があります。ここでは、インプラント手術中や手術後の痛みについて解説します。
手術中の痛み
インプラント手術は、局所麻酔を十分に効かせてから行われます。そのため、手術中に鋭い痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、麻酔注射の際に軽い痛みや圧迫感を覚えることがあります。また、患者さんによっては、手術中に不快感を覚える場合もありますので、不安な場合は事前に歯科医師に相談することが重要です。
手術後の痛み
インプラント手術後に麻酔が切れると、手術部位に痛みや腫れが生じることがあります。多くの場合、痛みや腫れは手術当日から2~3日をピークに徐々に軽減し、1週間程度で落ち着いていきます。
痛みには個人差があり、処方された鎮痛薬でコントロールできることがほとんどですが、無理をせず安静に過ごすことが大切です。腫れが見られる場合もありますが、時間の経過とともに自然に改善する傾向があります。
術後の痛みが強い、あるいは長引く場合には、感染や炎症、周囲の組織への刺激などが考えられます。
特に、痛みとともに発熱や膿が出る、腫れが引かないといった症状がある場合は、何らかの問題が起こっている可能性があるため、早めに歯科医師へ相談することが重要です。
また、噛み合わせの不具合やインプラント体への過度な負荷も痛みの原因となりますので、自己判断せずに、早めに歯科医師に相談しましょう。
インプラント治療中の痛みと麻酔について
痛みに対する不安が強い方や、長時間の手術が予想される場合には、静脈内鎮静法が選択されることもあります。
静脈内鎮静法は、点滴で鎮静薬を投与し、うとうとしたリラックス状態を作る方法です。これにより、治療中の緊張や恐怖心が和らぎ、痛みの感じ方も軽減される傾向があります。
また、体質や炎症の影響などで麻酔が効きにくい方もいらっしゃいます。その際は、麻酔薬の種類や量を調整したり、追加で麻酔を行ったりすることもあります。
治療中に痛みや違和感があれば、我慢せずに歯科医師に伝えることが大切です。
インプラント治療後の痛みを和らげる方法
インプラント治療後に痛みがある場合でも、適切に対処することで和らげることができます。ここでは、インプラント治療後の痛みを和らげるために、日常生活でできることについて解説します。
自宅でできる痛みのケア方法
インプラント治療後は、患部を冷やすことで腫れや痛みを和らげることが期待できます。冷やす際は氷嚢や冷却シートを直接肌に当てず、タオルなどで包んで短時間ずつ行うことが大切です。
また、無理に患部を触ったり、強くうがいをしたりすると治癒が遅れることがあるため、優しくケアしましょう。十分な休息と睡眠も回復を助ける要素となります。
処方薬の服用
インプラント手術後は歯科医師から鎮痛薬や抗生物質が処方されます。そのため、痛みがあるときは、我慢せずに鎮痛剤を服用しましょう。
ただし、鎮痛剤を服用する際は、用法・用量を守って服用してください。痛みが強いときに自己判断で市販薬を追加したり、服用量を増やしたりすることは避けましょう。
薬によっては空腹時の服用を控える必要がある場合もあるため、歯科医師の指示に従うようにしてください。また、手術後の細菌感染を防ぐためにも、抗生物質はすべて飲みきりましょう。
食事や生活で気をつけるポイント
治療後しばらくは、硬い食べ物や熱い飲み物、刺激物を避けることが推奨されます。柔らかく消化の良いものを選び、患部に負担をかけないようにしましょう。
また、喫煙や過度の飲酒は治癒を妨げる可能性があるため、控えることが望ましいです。違和感や痛みが長引く場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。
痛みが長引く・強い場合の受診の目安
インプラント治療後に痛みが長引いたり強くなったりした場合には、適切なタイミングで歯科医院を受診することが大切です。
通常と異なる痛みのサイン
インプラント治療後に生じる痛みは、数日から1週間程度で徐々に和らいでいくのが一般的です。
しかし、強い痛みが続く、腫れが治まらない、患部から膿が出る、熱感や違和感が増すなど、通常とは異なる症状がある場合には注意が必要です。
これらの症状がある場合、インプラント周囲炎や感染症、骨との結合不良など、何らかのトラブルが生じている可能性があります。痛みの程度や経過を記録し、普段と違うと感じた場合は早めの対応が重要です。
早めに歯科医師に相談すべき症状
鎮痛剤を服用しても痛みが和らがない、夜間に眠れないほどの痛みが続く、腫れや出血がひどいなどといった場合は、速やかに歯科医師に相談しましょう。
また、噛み合わせたときに強い違和感がある場合や、インプラントが動いているように感じる場合も、早期の受診が推奨されます。これらの症状がある場合でも、早期に適切な処置を受けることで、重篤な合併症を防ぐことにつながります。
治療後の経過で不安を感じた際は、我慢せず歯科医師に相談すると安心です。
まとめ
インプラント治療に対して「痛いのでは?」と不安を感じる方は少なくありません。
実際には、手術中は麻酔が使われるため強い痛みを感じることは少ないとされていますが、術後には腫れや違和感、軽い痛みを伴うケースもあります。こうした痛みは通常、数日から1週間程度で落ち着くことが多いようです。
痛みがあるときは、患部を冷やしたり、鎮痛剤を服用したりすることで和らげることができます。もし、日常生活に支障をきたすほどの痛みが続くときは、何らかのトラブルが起こっている可能性があるため、我慢せずに歯科医師に相談してください。
インプラント治療を検討されている方は、品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」にお気軽にご相談ください。当院では、丁寧なカウンセリングを重視しており、生涯を見据えた歯科治療を提供しています。
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