こんにちは。品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」です。
歯並びを整えたいと考えている方のなかには、装置が目立ちにくい矯正方法を探している方も多いのではないでしょうか。
そのような方に注目されているのが、透明なマウスピースを使用するクリアコレクトです。装置が目立ちにくく、取り外しが可能な点から、学生や社会人を中心に人気が高まっています。
しかし、気になるのがその費用です。クリアコレクトは自由診療で、費用は全額自己負担となるため、事前に確認しておくことが大切です。
今回は、クリアコレクトでの治療にかかるさまざまな費用の内訳や追加費用の可能性、費用を抑える方法までを詳しく解説します。クリアコレクトでの治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
クリアコレクトとは
クリアコレクトとは、マウスピース型の矯正装置を用いた歯列矯正の一種です。
使用するマウスピースは透明なため、装着していても目立ちにくいのが特徴です。また、取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすく、従来のワイヤー矯正に比べて日常生活への影響も少ないでしょう。
クリアコレクトでは、段階的に形の異なるマウスピースを装着し、少しずつ歯並びを整えていきます。マウスピースは薄くて軽量なので、装着時の違和感も少ないとされています。治療期間は症例によって異なりますが、一般的には半年から2年程度が目安とされています。
なお、クリアコレクトは保険適用外の自由診療となるため、費用面について事前によく理解しておくことが大切です。
クリアコレクトの値段
クリアコレクトは自由診療に分類されるため、治療にかかる費用はすべて自己負担となります。さらに、歯科医院ごとに料金体系が異なるため、同じような治療内容でも費用に差が生じることがあります。
費用に関する情報がわかりにくく、全体の金額が不透明に感じられることもあるため、事前に内訳をしっかりと把握しておくことが大切です。
ここからは、クリアコレクトに関する具体的な費用項目について、一つひとつ詳しく解説していきます。
カウンセリングの費用
クリアコレクトを検討する際、最初に受けるのが歯科医院でのカウンセリングです。
カウンセリングでは、患者さんの悩みや要望を丁寧に聞き取ったうえで、現在の歯並びの状態を確認し、矯正の必要性や治療の選択肢について説明が行われます。この段階で、クリアコレクトが適応可能かどうかの判断が下されるため、非常に重要なステップとなります。
カウンセリングにかかる費用は、歯科医院によって異なります。無料で提供しているところもあれば、3,000円〜5,000円程度の料金が発生する場合もあります。
精密検査の費用
カウンセリング後、クリアコレクトによる矯正治療を本格的に進める前に必要となるのが、精密検査です。この検査では、歯や顎の状態を正確に把握するために、レントゲン撮影、口腔内スキャン、CT、写真撮影、歯型の採取などが行われます。
精密検査にかかる費用はおおよそ1万円〜5万円ほどが相場です。一見すると高額に感じるかもしれませんが、正確な診断と適切な治療計画を立てるためには欠かせないプロセスです。
マウスピースの作製費用
クリアコレクト治療において最も費用がかかるのが、マウスピースの作製費です。症例に応じて必要なマウスピースの数が異なり、それに応じて費用も変動します。
部分矯正であれば20万円〜40万円前後、全体矯正になると40万円〜80万円程度が相場です。歯科医院によっては、通院のたびにかかる調整料を含めたトータルパッケージで料金を提示しているケースもあります。
調整料
矯正中は、一定の頻度で歯科医院に通い、歯の動きやマウスピースの適合状況を確認してもらう必要があります。このときに発生する費用が調整料です。
調整料は1回あたり3,000円〜5,000円程度が一般的で、通院頻度は1〜2か月に1回程度が目安です。治療期間が1年以上にわたるケースでは、トータルで数万円以上になることもあります。
ただし、クリアコレクトの料金プランには、これらの調整料があらかじめ含まれていることもあります。契約前にしっかり確認しておきましょう。
保定装置の作製費用
クリアコレクトで矯正が完了したあと、歯並びを安定させるためには保定装置（リテーナー）の装着が必要です。保定装置を使用しないと、せっかく整った歯並びが元の位置に戻る可能性があります。そのため、矯正治療後の保定は非常に重要な工程です。
保定装置の種類には、透明なマウスピースタイプや、歯の裏側に装着するワイヤータイプなどがあり、費用は選択するタイプによって異なります。一般的な費用は1万円〜3万円ほどです。
保定期間中の診察費
矯正治療が完了して保定装置を装着している期間も、定期的に診察を受ける必要があります。保定期間中の診察では、歯の位置が安定しているか、虫歯や歯周病になっていないかなどを確認します。診察頻度は3〜6か月に1回程度が目安です。
診察費用は1回あたり3,000円〜5,000円程度が一般的で、保定期間中の診察回数によって総費用が変わってきます。治療をしっかり完了させるためには、この保定期間中の通院も欠かせません。
クリアコレクトで追加費用がかかるケース
治療が始まってからも、思わぬ追加費用が発生することがあります。以下のようなケースには注意が必要です。
マウスピースを紛失・破損した場合
マウスピースは薄くて繊細な素材でできているため、落としたり、誤って踏んだりして破損することがあります。また、食事中に外したまま紛失してしまうケースも少なくありません。
マウスピースを紛失・破損し、再作製が必要になると追加で費用が発生する可能性があるため注意が必要です。
虫歯や歯周病になった場合
矯正中は、口腔内を清潔な状態に保つことが大切です。マウスピースを長時間装着していると、唾液の自浄作用が得られにくくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
もし矯正治療中に虫歯や歯周病が見つかり、治療が必要になると、費用が発生します。また、これによって治療期間が延びる可能性もあるでしょう。そのため、矯正中はしっかりと口腔ケアを行うことと、マウスピースのお手入れを行うことが大切なのです。
マウスピースの追加作製が必要になった場合
治療計画通りに歯が動かない場合や、新たな歯の移動が必要と判断された場合には、追加のマウスピース作製が必要になることがあります。この場合も別途費用が発生する可能性があります。
特に治療期間が延びると、それに応じて調整料も増えるため、初回に提示された費用よりも総額が高くなる可能性があります。
クリアコレクトで支払う費用を抑えるには
費用が高額になりやすいクリアコレクトでの治療ですが、工夫次第で出費を抑えることが可能です。以下の方法を参考にしてみてください。
部分矯正を検討する
すべての歯を動かす必要がない場合は、前歯のみなど特定の部分だけを矯正する部分矯正を検討することで、費用を抑えることができます。部分矯正であれば20万円〜40万円ほどで済むケースも多く、期間も短くなります。
ただし、部分矯正を希望していても、奥歯も含めて移動させる必要があると判断されるケースもあります。そのため、歯科医師との相談が必要です。
医療費控除を活用する
クリアコレクトは自由診療ではありますが、治療目的であれば医療費控除の対象になる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えるときに確定申告することで、税金の一部が還付される制度です。
治療にかかる費用を減らすことはできませんが、経済的な負担軽減につながるでしょう。
分割払いやデンタルローンを活用する
クリアコレクトは自由診療であるため、治療費の全額を自己負担しなければなりません。そのため、一括での支払いが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そういった場合には、分割払いやデンタルローンを利用することで、経済的な負担を軽減することが可能です。
多くの歯科医院では分割払いに対応しており、月々の支払額を抑えながら治療を受けられるようになっています。さらに、デンタルローンを利用すれば、長期的な支払い計画を立てることも可能です。
金利や手数料がかかることがありますが、手元資金に不安がある場合の有効な選択肢といえるでしょう。
ただし、すべての歯科医院で利用できるわけではないため、事前に確認してください。
複数の歯科医院で見積もりを取る
歯科医院によって治療方針や料金設定は大きく異なります。そのため、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、見積もりを比較することはとても重要です。
料金だけでなく、設備や対応、治療計画の内容なども含めて比較検討することで、ご自身に合った歯科医院を選ぶことができます。
まとめ
クリアコレクトは、透明で目立ちにくく、取り外しも可能なマウスピースを使用した矯正方法として、多くの方に選ばれています。
しかし、高額な費用がかかるため、事前にしっかりと内訳や支払い方法を確認することが重要です。カウンセリングや検査、マウスピース作製に加えて、調整料や保定装置、保定期間中の診察費など、さまざまな費用がかかります。
また、治療中のトラブルや再作製などによって追加費用が発生する可能性もあります。費用を抑える工夫としては、部分矯正の選択や医療費控除の活用、分割払いの検討、複数医院での見積もり比較などがあります。
後悔のない治療を受けるためにも、情報を正しく把握し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
矯正治療を検討されている方は、品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」にお気軽にご相談ください。当院では、丁寧なカウンセリングを重視しており、生涯を見据えた歯科治療を提供しています。
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