歯のコラム

インプラントは抜歯が必要?治療前に知っておきたいこと

こんにちは。品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」です。

インプラント治療を検討するうえで、「抜歯をしなければならないのか」という不安を持つ方は多いです。インプラントがどのような治療法なのか理解すれば、不安を軽減できるかもしれません。

今回は、インプラント治療の概要と、抜歯の必要性、抜歯が必要となるケースなどについて解説します。インプラント治療の流れもご紹介するので、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは

インプラント治療のイメージ

インプラント治療とは、失われた歯を補うための治療法の一つです。顎骨にインプラント体と呼ばれる小さなネジ型の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着することで、天然の歯のような噛み心地と見た目を得られます。

入れ歯やブリッジに比べて周囲の歯に負担をかけずに、失った歯を補えることから人気を集めています。また、インプラントは骨と結合する性質があるため、安定感があり咀嚼時にズレたり外れたりしにくいです。自由な噛み心地を取り戻せるため、食事の楽しみが大幅に増えたという声も多く聞かれます。

さらに、インプラントは骨と結合して機能するため、適切なメンテナンスを行えば10年以上使用できることも珍しくありません。

ただし、インプラント治療は外科的な処置を伴うため、全身状態や顎の骨の状態によっては適応が難しいケースもあります。そのため、治療前には必ず歯科医師の診断を受け、慎重に検討する必要があるでしょう。

インプラント治療では抜歯が必要?

抜歯のイメージ

インプラントは、失った歯を補うための治療法です。そのため、インプラントを入れる予定の部分の歯が完全に抜けている場合は、抜く歯がないので抜歯の必要はありません。

しかし、何らかの理由で歯や、歯の一部が残っていることもあります。この場合は、抜歯を行ってからでなければインプラント治療は行えません。

抜歯が必要となる主なケース

上述したとおり、インプラントを入れたい場所に歯が残っている場合は、抜歯する必要があります。「抜歯をする」と聞くと不安に思うかもしれませんが、この場合に抜く歯は、インプラント治療を進める上で必要ない歯だったり、治療をしても残せない歯です。

ここでは、インプラント治療前に抜歯が必要となる主なケースについて解説します。

歯が感染している

歯根にまで感染が広がり、周囲の骨まで破壊されているようなケースでは、感染の拡大を防ぐために抜歯が必要となります。虫歯部分を除去して被せ物をすれば状態を改善できる場合は治療しますが、歯を残せない場合は抜歯を選択します。

歯が大きく欠けている

事故による衝撃や転倒などによる外傷で歯が大きく欠けていて、歯の保存が難しいと判断された場合にも抜歯を検討します。無理に歯を残すとインプラント治療に影響を及ぼすだけでなく、周囲の健康な歯の状態も悪化させる可能性があるためです。

歯周病が進行している

歯周病が進行し、歯を支える骨が大きく失われている場合、歯の安定性が失われ、抜歯が必要となることがあります。不安定な歯を残したまま治療を進めようとすると、インプラントのためのスペースがなくなってしまう可能性があるのです。

インプラント治療の流れ

インプラントの手術の様子

インプラント治療は抜歯や手術だけで完結する治療ではありません。多くの工程を経て、最終的な人工歯が装着されるまでには、ある程度の時間を要します。治療期間や流れを理解しておくことで、計画的な治療が可能になるでしょう。

ここでは、インプラント治療の基本的な流れを確認していきましょう。

カウンセリングと診断

まず、歯科医院でカウンセリングを受けます。ここでは、インプラント治療とはどのような治療法なのか、費用、メリット・デメリットなどについて説明を受けます。また、患者さまの口腔内の状態や全身の健康状態についてヒアリングすることもあります。

検査

レントゲンやCTスキャンなどを使用して、口腔内の状態を精密に検査していきます。顎の骨の量や質、神経や血管の位置などを立体的に把握することで、インプラントの埋め込み位置や埋め込み角度を細かくシミュレーションします。

人工歯根を埋入する位置や角度がよくないと、インプラントが安定しない可能性があるので、しっかりと検査をすることは非常に重要です。精密検査により、安全性を保ちながらインプラント治療を進めることが可能になるのです。

追加処置

患者さまの状態にあわせて、抜歯や骨造成などの処置を行います。人工歯根を埋め入れる位置に歯が残っていると治療を進められないので、歯が一部でも残っている場合は除去します。

骨造成は、顎の骨や厚さが足りない場合に、顎の骨を増やすための処置です。インプラントは顎の骨に埋め込んで固定する治療のため、治療を成功させるためには顎の骨の状態が良好でなければなりません。

骨補填剤や自家骨などの特殊な素材を利用して、顎の骨を増やしていきます。術式によりますが、一次手術と同じタイミングで実施することもあるでしょう。

一次手術

次に一次手術を行います。一次手術は、インプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋入する手術です。歯茎を切開して顎の骨を露出させ、ドリルで穴を開けて人工歯根を埋入します。

人工歯根を埋入した後、歯茎を縫合して治癒を待ちます。

待機期間

顎の骨と人工歯根がしっかりと結合するまで、数ヶ月待機します。患者さまの口内環境にもよりますが、待機期間の目安は3ヶ月〜6ヶ月程度です。

結合が確認できるまで次の工程に進めないので、期間が延びることもあります。インプラント治療を成功させるためには非常に重要な期間なので、歯科医師とコミュニケーションを取りながら過ごしましょう。

二次手術

人工歯根と顎の骨が結合したことを確認できたら、二次手術をおこないます。二次手術では、再度歯茎を切開して人工歯根を露出させ、アバットメントと呼ばれる部品を取り付けます。

アバットメントは、人工歯根と上部構造(人工歯)を連結させるためのパーツです。アバットメントを取り付けたら、切開した歯茎の状態が落ち着くのを1〜2週間ほど待ちます。

型取り・人工歯の作成

歯茎の状態が落ち着いたら、型取りをして人工歯の作成に進みます。人工歯の素材や形状など、見た目や噛み合わせなどの希望がある場合は伝えるようにしましょう。

人工歯の作成には、1週間〜1ヶ月程度かかることが多いです。

人工歯の装着

人工歯ができあがったら、最終的な装着をおこないます。仮置きして、違和感や痛みがないか、噛み合わせに問題はないか、見た目に不満はないかなどを確認し、問題なければしっかり固定します。

メンテナンス

インプラント治療の効果を長持ちさせるためには、定期的な歯科検診とクリーニングが必要です。インプラント周囲炎を予防するためにも、毎日のセルフケアとプロフェッショナルケアを継続することが重要です。

3〜6ヶ月に一度の頻度で受診するよう指示されることが多いので、歯科医師の指示に従って通院しましょう。定期検診を続けていれば、インプラントに何らかの問題が起こっていても早期に発見して対処できます。

インプラントを長く保つためには、メンテナンスが欠かせないといえるでしょう。

まとめ

腕を組んで歩く夫婦

インプラント治療では、口内や歯の状態によっては抜歯を行うこともあります。基本的には健康で問題のない歯を抜くわけではないので、過度な心配は不要でしょう。

また、インプラント治療は複数の段階を経て進むため、すぐに最終的な人工歯を装着できるわけではありません。待機期間などもあり、治療期間が長くなりやすいので、歯科医師としっかりコミュニケーションを取りながら進めましょう。

インプラント治療を検討されている方は、品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、丁寧なカウンセリングを重視しており、生涯を見据えた歯科治療を提供しています。当院の診療案内ページはこちら、お電話による予約も受け付けております。

関連記事