歯のコラム

インプラントの費用はどれくらい?相場や内訳、費用を抑える方法も

こんにちは。品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」です。

インプラント治療を検討する際、最も気になるのは費用ではないでしょうか。「インプラント治療にはいくらくらいの費用がかかるの?」「高いのはなぜ?」といった疑問を感じている方も多いかもしれません。

本記事では、インプラント治療の費用や内訳、費用を抑える方法などについて解説します。

インプラントとは?

インプラントについて説明するイメージ

インプラント治療とは、失った歯を補う治療法の一つです。人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着します。歯が抜けたまま放置すると、周囲の歯や顎の骨に悪影響を与えるため、早急に治療をする必要があります。

入れ歯やブリッジも歯を補う方法の一つですが、インプラントは人工歯根を埋入して顎の骨と結合させるため、天然の歯のような噛み心地を再現できます。セラミックなどの耐久性・審美性が高い素材を使用するため、見た目も自然に仕上がります。

そのため、見た目や噛む力を重視したい方や、隣の健康な歯に負担をかけたくない方に選択される傾向があります。

ただし、治療には外科手術が伴うため、全身の健康状態や骨の状態によっては適応できない場合もあります。適切にメンテナンスを実施しなければ、インプラント周囲炎という歯周病に似た病気のリスクも高まるため注意が必要です。

インプラントの費用相場

インプラント治療の費用を計算するイメージ

インプラントの費用は、1本あたり30万円〜50万円程度が相場です。治療を行う歯科医院や使用する素材、治療内容によって変動します。

インプラントの費用の内訳

インプラント治療にかかる費用は、治療プロセスごとに細かく分かれています。治療に使用する素材や歯科医院の設備の違いによっても大きく変わるため、費用の内訳を理解しておきましょう。

一般的な費用の内訳は、以下のとおりです。

診察・検査費用

インプラント治療を開始する前に、詳細な診査・診断が行われます。口腔内の状態を把握するためのレントゲン撮影やCT撮影、歯周病の検査や噛み合わせの確認、全身状態の確認などが行われます。

検査などにかかる費用は、3万円〜5万円が一般的です。

手術費用

インプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋め込みます。外科手術を実施するため、手術費用も必要です。上記の費用に含まれていることもありますが、5万円〜10万円程度加算される場合もあります。

人工歯の費用

人工歯に使用する素材は、費用を大きく左右します。特に、前歯などの見た目が重視される場所を治療する場合は、審美性の高いオールセラミックやジルコニアなどの素材が使用されることが多いです。これらを使用することで、自然な見た目が再現できます。

費用の相場は10〜15万円程度でしょう。

メンテナンス・保証の費用

インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが必要です。クリーニングや検診などにかかる費用の相場は、3,000円〜1万円程度です。

また、多くの歯科医院が、インプラントに対して5年〜10年の保証を設けています。保証の内容によっては費用が発生する場合があるので、事前に確認しておきましょう。保証の内容に応じて、1万円〜5万円程度の費用がかかることがあります。

インプラント治療の費用が高い理由

保険が適用されずインプラント治療の費用が高くなるイメージ

インプラント治療は、失った歯を補うための治療法のひとつで、将来的にも安定した噛み合わせを保てる点で優れています。適切にメンテナンスを行えば、10〜15年と長く使用できるなどのメリットもあります。

しかし、ご紹介した費用を見て「高い」と思った方もいるのではないでしょうか。ここでは、インプラント治療費が高額になる理由について解説します。

保険が適用されない

インプラント治療には、基本的に保険が適用されません。自由診療となるため歯科医院が自由に治療費を設定でき、その治療費は患者さまが全額自己負担しなければなりません。そのため、費用が高額になりやすいです。

また、自由診療では歯科医院が治療内容も自由に決められます。治療に使用する機器や設備にこだわっている場合、その分費用が高くなる傾向があります。

高度な技術と設備が必要

インプラント治療は、一般的な歯科治療と比べて難易度が高く、歯科医師の技術力も求められます。インプラントに関する講習会や研修などを受けている歯科医師の場合、技術料が治療費に反映されることがあります。

また、精密な治療を行うためには、高度な設備が必要です。マイクロスコープやCTなどを使用する場合は、これらの設備投資・維持のために治療費が加算されるケースがあります。

素材が高価

インプラント体の主な素材であるチタンは、生体親和性に優れ、耐久性も高いことで知られています。人工歯にも、自然な見た目を持つセラミックなどの高品質な素材を使用します。

これらの素材が効果なこと、精密な加工には技術が必要なことから、治療費用も高くなる傾向があります。

追加の処置が必要な場合がある

インプラントを埋め込むには、ある程度の骨の高さと幅が必要です。歯を失ったまま長期間放置していると、骨が吸収されて痩せることがあります。その場合、骨造成と呼ばれる骨を増やす処置が必要となり、処置の費用が5万円〜20万円程度かかります。

骨造成にはいくつかの方法があり、実施する方法によって費用は異なりますが、追加費用が発生するケースもあるのです。

インプラント治療の費用を抑える方法

医療費控除を使ってインプラント治療の費用を抑えるイメージ

インプラント治療にかかる費用を抑えたいと考える方は多いでしょう。

しかし、安易に価格だけに目を向けると、結果的に満足のいかない結果につながる可能性もあります。ここでは、無理のない範囲で費用を抑えるための方法をご紹介します。

医療費控除を活用する

インプラントの費用を抑える方法として、医療費控除を活用する方法があります。

医療費控除とは、1年間の医療費が10万円を超えた場合に受けられる税金の控除制度です。総所得等が200万円未満の方の場合は、総所得等の5%の金額を超えた場合に対象になります。

インプラント治療後の相場は30〜50万円なので、対象となる可能性があるでしょう。治療自体の費用だけでなく、通院の際に利用した公共交通機関の料金や、ご家族の医療費も合算して申請可能です。

歯科医院を比較する

インプラント治療は自由診療となるため、歯科医院ごとに費用設定が異なります。複数の歯科医院での見積もりを取得し、費用の内訳や保証内容、使用する素材などを比較検討することが重要です。

相場を把握するだけではなく、提示されている内容が明確であるかどうかも確認しましょう。

分割払いやデンタルローンを利用する

一括での支払いが難しい場合は、分割払いやデンタルローンを利用するとよいかもしれません。月々の負担を軽減しながら、治療を受けられます。

デンタルローンは歯科治療専用のローンで、金融機関が治療費を立て替えて支払い、患者さまが分割して返済していく仕組みです。クレジットカードの分割払いに対応していたり、独自の分割払い制度を設けている歯科医院も多いです。

金利や手数料などがかかる場合もあるため事前にしっかり確認する必要はありますが、治療費の負担を分散させるために利用を検討しても良いでしょう。

定期的なメンテナンスを怠らない

インプラントは、適切なケアを行えば10年以上使用できる場合が多いです。

しかし、ケアが不十分であればインプラント周囲炎などのトラブルが発生するかもしれません。この場合、治療のための費用がかかったり、再度手術を受けなければならなくなったりする恐れがあります。

インプラントを長く維持するためには、治療後のメンテナンスが欠かせないといえるでしょう。定期的に歯科医院でチェックを受け、プロによるクリーニングを受けることで、長期的にインプラントの状態を良好に保てます。

まとめ

果樹園で元気に仕事をする笑顔の男性

インプラント治療を検討する際は、費用の内訳を理解し、納得のいく選択をすることが大切です。

ただし、費用だけではなく、治療の質やアフターケアも含めて総合的に判断しましょう。

インプラント治療を検討されている方は、品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」にお気軽にご相談ください。当院では、丁寧なカウンセリングを重視しており、生涯を見据えた歯科治療を提供しています。

当院の診療案内ページはこちら、お電話による予約も受け付けております。

関連記事