2026年07月09日 歯のコラム

歯周病予防に役立つ食べ物は?避けたほうがよい食べ物も

こんにちは。品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」です。

ナイフとフォークとハテナーマークが書かれたお皿

歯周病は歯ぐきが腫れる、歯磨きで血が出るといった症状から始まり、進行すると歯を支える骨にも影響を及ぼす病気です。

毎日の歯磨きが予防の基本ですが「食べ物も歯周病に関係するのだろうか?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実際に、日々の食生活は口腔環境の維持に関わる要素の一つです。

口の中によい影響を与える食品がある一方で、食べ方によっては歯垢が残りやすくなる食品もあります。歯周病との関わりを知るためにも、どのような食べ物を取り入れ、どのような食べ物に気を付けるとよいのかを理解しておきましょう。

この記事では、歯周病の基礎知識をはじめ、日々の食事で意識したい食べ物や控えたい食べ物、さらに食生活以外で心がけたいポイントについて詳しく解説します。

歯周病とは

歯周病になった歯茎を見せる人

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に付着した歯垢(プラーク)の中に存在する細菌が原因で、歯ぐきや歯を支える組織に炎症が起こる病気です。初期には歯ぐきの腫れや歯磨き時の出血などがみられますが、痛みを感じにくいため、自覚症状がないまま進行することもあります。

炎症が進むと、歯を支える歯槽骨などの歯周組織にも影響が及びます。歯ぐきが下がる、口臭が気になる、歯がぐらつくなどの症状が現れ、さらに重症化すると歯を失う原因になることもあります。

歯周病予防に役立つ食べ物

チーズなど歯周病予防に役立つ食べ物類

毎日の食事では、さまざまな栄養素をバランスよく取り入れることが口腔の健康維持につながります。ここでは、歯周病予防に役立つ食べ物をご紹介します。

食物繊維が豊富な食べ物

食物繊維を多く含む野菜やきのこ類、海藻類、豆類は、よく噛んで食べる機会が多い食品です。にんじんやごぼう、れんこんなど歯ごたえのある食品も、自然と咀嚼回数が増えます。

噛む回数が増えると唾液の分泌が促され、口の中の食べかすなどを洗い流す自浄作用が働きやすくなります。

カルシウムを多く含む食品

カルシウムは、歯や骨を構成する重要な栄養素です。不足すると、骨の健康維持に影響を及ぼすことがあるため、毎日の食事で継続して摂取することが大切です。

カルシウムは、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品をはじめ、ししゃもやいわしなどの小魚、木綿豆腐、小松菜などに多く含まれています。これらの食品をふだんの食事へ取り入れることで、カルシウムを補給しやすくなるでしょう。

ビタミン含む食べ物

ビタミン類は、体のさまざまな機能を支える栄養素です。なかでもビタミンCはコラーゲンの生成に関わり、歯ぐきの健康維持にも欠かせません。ブロッコリーやピーマン、いちご、キウイフルーツなどに多く含まれています。

また、ビタミンAは粘膜の健康維持に関わる栄養素で、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などから摂取できます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、鮭やさばなどの魚類やきのこ類に含まれています。

それぞれのビタミンには異なる役割があるため、特定の食品に偏らず、さまざまな食品を取り入れた食生活を心がけることが大切です。

口腔環境を悪化させるおそれがある食べ物

口腔環境を悪化させるおそれがあるケーキ

食べ物の種類によっては、口の中に食べかすや歯垢が残りやすくなることがあります。歯垢は歯周病の原因となる細菌の温床となるため、どのような食品が口腔環境へ影響を及ぼすのかを知っておくことも大切です。

糖分が多い食べ物

チョコレートやケーキなどのお菓子、ジュースや炭酸飲料など糖分を多く含む食品や飲み物は、歯垢(プラーク)の中にいる細菌の栄養源になります。そのため、甘い物を口にする機会が多いと、口腔環境が乱れやすくなるため注意が必要です。

また、間食の回数が多いと、口の中が糖分に触れている時間も長くなります。

甘い物を食べたり飲んだりしたあとは歯磨きを行い、すぐに歯磨きができない場合は水やお茶で口の中をすすぐとよいでしょう。

粘着性の高い食べ物

キャラメルやソフトキャンディ、もち菓子などは、歯の表面や歯と歯の間に付着しやすい食品です。粘着性が高いため口の中に残りやすく、歯垢(プラーク)が付着しやすくなります。

このような食品は、口腔環境へ影響を及ぼすことがあるため、食べる頻度や量にも配慮するとよいでしょう。

刺激の強い食べ物

香辛料を多く使った料理や熱すぎる飲食物は、歯ぐきに炎症がある場合、刺激によって痛みやしみるような症状が現れることがあります。

歯周病によって歯ぐきが腫れているときは、刺激の強い食べ物を無理に口にせず、症状に合わせて食事の内容を工夫するとよいでしょう。症状が続く場合や悪化していると感じる場合は、早めに歯科医院を受診することが大切です。

歯周病を予防するために食生活以外で心がけること

鏡を見ながら丁寧に歯みがきをする女性

歯周病の予防には、毎日の食生活を見直すことに加え、口腔ケアや生活習慣にも気を配ることが大切です。ここでは、歯周病予防のために日頃から意識したいポイントについて解説します。

毎日の歯磨きを丁寧に行う

歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きで歯垢(プラーク)をしっかり取り除くことが大切です。特に、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間は歯垢が残りやすいため、1本ずつ丁寧に磨くことを心がけましょう。

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを十分に落とせないことがあります。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れると、より口腔内を清潔に保ちやすくなります。毎日丁寧に歯磨きを続けることが、歯周病の予防には欠かせません。

睡眠をしっかりとる

睡眠は、体の疲れを回復させるだけでなく、健康を維持するためにも欠かせません。睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなり、口腔内の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

歯周病を予防するためには、歯磨きや食生活だけでなく、規則正しい生活を送ることも大切です。十分な睡眠時間を確保し、生活リズムを整えることを心がけましょう。

禁煙する

喫煙は、歯周病の危険因子の一つとされています。たばこに含まれる有害物質は歯ぐきの血流に影響を及ぼし、歯ぐきの健康を維持しにくくなることがあります。

また、喫煙している方は歯ぐきから出血しにくくなることがあり、歯周病が進行していても異変に気付きにくい場合があります。そのため、自覚症状が少ないまま症状が進むことも少なくありません。

歯周病を予防し、お口の健康を守るためにも、禁煙を心がけることが大切です。

定期的に歯科検診とクリーニングを受ける

毎日丁寧に歯磨きをしていても、歯石は取り除けません。歯石の表面には歯垢(プラーク)が付着しやすいため、歯科医院で定期的にクリーニングを受けることが大切です。

また、定期検診では歯周病の有無や進行状態を確認できます。自分では気付きにくい歯ぐきの変化を確認できることも、定期的に受診するメリットの一つです。

受診する間隔は口腔内の状態によって異なるため、歯科医師や歯科衛生士と相談しながら継続して通院しましょう。

まとめ

歯周病を予防して健康な口腔環境を維持している笑顔の女性

歯周病は、歯垢(プラーク)の中に存在する細菌によって歯ぐきや歯を支える組織に炎症が起こる病気です。毎日の食生活は口腔環境にも関わるため、食物繊維やカルシウム、ビタミンを含む食品をバランスよく取り入れることが大切です。

一方で、糖分が多い食品や粘着性の高い食品は、口の中の環境へ影響を及ぼすことがあるため、食べる頻度や量にも気を配りましょう。

また、歯周病を予防するためには、食生活だけでなく、毎日の歯磨きや十分な睡眠、禁煙、定期的な歯科検診も欠かせません。日頃から口腔ケアと生活習慣を見直し、気になる症状がある場合は早めに歯科医院で相談しましょう。

歯周病の症状にお悩みの方は、品川区大崎、JR「大崎駅」南改札より徒歩5分にある歯医者「いばた歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、丁寧なカウンセリングを重視しており、生涯を見据えた歯科治療を提供しています。当院の診療案内ページはこちら、お電話による予約も受け付けております。

井畑 信彦

■この記事の監修者

井畑 信彦

経歴
  • 1985年 日本歯科大学 卒業、東京大学医学部 口腔外科にて研鑽、埼玉医科大学 形成外科にて研鑽
  • 1999年 東京大学大学院 医学系研究科 口腔外科学 修了
  • 1999年 いばた歯科 開業(東京都品川区)
  • 2001年 埼玉医科大学 形成外科学 専攻生 修了
    口腔外科・形成外科で培った解剖学的理解、外科的安全性、審美的配慮が、現在の精密歯科治療の基盤となっています。
所属機関
  • 公益社団法人 日本口腔インプラント学会 専門医
  • AO(Academy of Osseointegration/米国インプラント学会)アクティブメンバー
  • EAO(European Association for Osseointegration/欧州インプラント学会)アクティブメンバー
  • ITI(International Team for Implantology)メンバー
  • CIDクラブ(Center of Implant Dentistry Japan)会員
  • 一般社団法人 日本臨床歯科CAD/CAM学会(JSCAD)指導医
  • ISCD(International Society for Computerized Dentistry)国際インストラクター
  • 日本審美歯科学会 会員
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • EPA(European Prosthodontic Association/欧州補綴学会)アクティブメンバー
  • デジタル歯科学会 会員

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