大人の矯正で歯を守る ― 「なぜ、この歯は割れたのか?」まで考える噛み合わせ治療
「歯が割れてしまった(破折した)」とき、まず大切なのは、その歯をできる限り抜かずに残すことです。
しかし、治療を終えて歯を残せたら、それで安心でしょうか。
JR大崎駅直結の「いばた歯科」では、もう一つ欠かせない視点があると考えています。
「なぜ、この歯は割れてしまったのだろう?」
その原因を突き止め、ほかの健康な歯にも同じような負担がかかっていないかを調べることが、再発を防ぎ、お口全体の歯を長持ちさせる鍵になります。
歯が割れる大きな原因の一つは「噛み合わせの過剰な力」
歯の破折には、歯質の状態や過去の神経治療、歯ぎしり・食いしばりなど複数の要因が関わっています。
その中でも見落とされがちなのが、歯並びや噛み合わせの乱れによって、特定の歯だけに強い力が集中してしまうことです。
【画像:図解① 力の集中/歯並び・噛み合わせの乱れ → 過剰な噛む力 → 特定の1本だけに負担が集中して割れやすくなる】
※歯並びだけが歯の破折のすべての原因ではありません。
一部の歯に力が集中しているなら? 負担を分散させる「大人の矯正(マウスピース矯正)」という選択肢
もし特定の歯だけに過度な負担がかかっている場合、有効な対策の一つが「必要な範囲で歯の位置を整えること」です。
当院では、歯を長持ちさせる環境づくりの一環として、マウスピース矯正(成人矯正)をご提案することがあります。
【画像:図解② 負担を分散するアプローチ/BEFORE 噛み合わせの乱れで一部の歯に力が集中(破折・再治療のリスク)→ マウスピース矯正 → AFTER 必要な範囲で歯列・噛み合わせを調整し、全体の歯で力を分散】
奥歯(大臼歯)は動かさない矯正|期間3〜6か月の理由
当院の矯正では、噛み合わせの中心的な役割を担う奥歯(大臼歯)は動かさず、前歯を中心とした必要な範囲に限定して歯の位置を整えます。
大臼歯を大きく動かすことは、顎関節へ想定外の負担をかけるリスクがあるためです。
対象範囲を限定しているため、治療期間は比較的短く、多くの場合3〜6か月、長くても9か月程度で終了します。前歯を中心に必要な範囲だけを整えるため、通院回数も少なく、お忙しい方でも通いやすい治療です。奥歯を動かさず短期間で終わるため、お仕事帰りにJR大崎駅から通いやすい治療でもあります。
「見た目をきれいにする」だけが矯正の目的ではありません
一般的な矯正治療は「口元の美しさ」を目的とすることが多いですが、破折歯を経験された患者さんに当院がご提案する最大の目的は、「歯にかかる過剰な力をコントロールし、歯の寿命を延ばすこと」です。
すべての歯を大きく動かす必要はありません。精密な検査・診断のもと、過度な負担がかかっている箇所をピンポイントで改善を図ります(副次的な効果として前歯の歯並びが整い、見た目の改善にもつながります)。
矯正を通じて「マウスピースを装着する生活」に自然と慣れる
破折を経験された方の多くは、歯ぎしり・食いしばりから歯を守るため、治療後も就寝時のマウスピース(ナイトガード)装着が推奨されます。
しかし、次のような理由から、装着が続かず挫折してしまう方も少なくありません。
- 「毎晩つけるのが面倒」
- 「違和感がある」
マウスピース矯正では日中も含めて日常的に装着するため、治療期間を通して自然と「マウスピースを着ける習慣」が身につくという大きなメリットがあります。
【画像:図解③ 習慣化のステップ/マウスピース矯正中(日中+夜間装着)→ 違和感に慣れ装着が日常化 → 矯正終了後は夜間の歯ぎしり防止マウスピースへスムーズに移行】
治療が終わった後も、大切な歯を守り続けるために
矯正終了後は、整えた歯並びの後戻りを防ぐ保定を行いながら、噛み合わせや歯ぎしりの状態を定期的にチェックします。歯にかかる負担を継続的に管理することが、将来にわたってご自身の歯を守る重要な予防になります。
※矯正後の保定装置と、歯ぎしり・食いしばり防止用マウスピースは、目的や設計が異なる場合があります。お口の状態に合わせて適した装置をご案内いたします。
成人矯正に関するご質問
Q. 痛みはありますか?
Q. 治療期間はどのくらいですか?
Q. 歯を抜くことは必要ですか?
Q. 治療中に、虫歯になりやすくなりませんか?
Q. 治療が終われば、もう二度と歯並びは乱れませんか?
それは、ご自身の歯を将来の破折や歯周病のリスクから守り、生涯にわたる健康の礎を築くための未来への賢明な投資です。
自信に満ちた、輝く笑顔と何物にも代えがたい、ご自身の歯で噛める喜びを未来永劫にわたって手に入れる。
そのための第一歩を私たちと一緒に、踏み出してみませんか。