インプラント専門医が作る「第二の永久歯」

インプラントは失ってしまった歯を補うための最良の治療です

失われた歯の機能を取り戻すための方法として、「インプラント治療」はまるでご自身の歯のように力強く噛むことができ、見た目も自然で美しい実に素晴らしい治療法です。

しかし、私はインプラント治療を安易に「第一の選択肢」としてお勧めすることはありません。

なぜなら、歯科医師として長年抱き続けている揺るぎない信念、それは「ご自身の天然の歯に勝る人工物は、この世に存在しない」という事実があるからです。

どれほど優れたインプラントであっても、天然の歯が持つ噛んだ時のわずかな衝撃を和らげる「歯根膜」というクッション組織や、自分自身の身体の一部であるという感覚を完全に再現することはできないのです。

ですから、当院ではどのような状態であっても、まず「その歯をどうすれば残せるか」を徹底的に考え抜きます。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と歯科用CT(三次元CT)で微細な亀裂を探し出し、高度な技術で歯を救う「破折歯接着治療」をはじめ、あらゆる知識と技術を駆使して歯を保存するための努力を惜しみません。

しかし、あらゆる手を尽くしても残念ながら歯の保存が叶わないと診断された時。
その時初めて、患者様の失われた機能とこれからの人生の質を回復するための「最後の方法」として、そして「最良の選択肢」として、私は責任を持ってインプラント治療をご提案するのです。

この「歯の保存へのこだわり」という大前提があるからこそ、当院のインプラント治療は単に歯を補うだけの作業ではなく、患者様の未来を真剣に考えた信頼できる医療行為であると確信しています。

専門医としての経験と進化し続けるデジタル技術

インプラント治療は外科手術を伴う高度な医療です。その成功は、術者の知識、技術、そして経験に大きく左右されます。
私はこのインプラント治療という分野に、現在の治療概念が確立された黎明期である1986年から30年以上にわたり携わってまいりました。

1986年にインプラントの権威であるDr.キリシュの直接指導を受けて以来、ハーバード大学での研鑽、そしてCID(Center of Implant Dentistry)の立ち上げ参加、米国(AO)や欧州(EAO)のインプラント学会でのアクティブメンバーとしての活動を通じ、常に世界水準の理論と技術を追求し続けています。

現在は、公益社団法人 日本口腔インプラント学会の「専門医」として、その知識と技術が公に認められていますが、私が積み重ねてきた2,500症例(ヒアリングシート記載)を超える臨床経験の中で常に追求してきたのは、経験や勘といった曖昧なものではなく「科学的根拠(エビデンス)」に基づいた安全性と確実性です。

当院のインプラント治療へのあゆみと哲学|いばた歯科

デジタル化の先駆けとして

そのために、私は日本の歯科医療におけるデジタル化の先駆けとして、2003年という早い段階で歯科用CT(CBCT)を導入しました。
当時、まだ二次元のレントゲン写真に頼るのが一般的だった時代から三次元画像で顎の骨や神経の状態を正確に把握し、「安心・安全なインプラント治療」を積み重ねてきたという自負があります。

そして今、そのデジタル技術は口腔内スキャナー、CAD/CAM(設計・加工システム)、そして3Dプリンターと融合し、当院のインプラント治療をかつてない高みへと引き上げています。

長年の臨床経験と進化し続ける先端のデジタル技術。
この両輪を惜しみなく注ぎ込むことで、「精度と安全性の両立」を日々追求しています。

いばた歯科の「安全」を支えるデジタルインプラントシステム

インプラント手術で避けなければならないリスクは、顎の骨の中を走っている太い神経や血管を傷つけてしまうことです。万が一、神経を損傷すれば唇や顎に麻痺が残ってしまう可能性もあります。

こうした偶発的な事故を未然に防ぎ、計画通りの位置に寸分の狂いなくインプラントを埋入するために、当院では「デジタル技術」を徹底的に活用した科学的根拠に基づく治療システムを構築しています。

「見えない工程」こそが治療の成否を分ける

インプラント治療の成功は、手術当日に決まるのではありません。手術の前にどれだけ精密な「設計図」を描き、それを「再現」するための準備を整えたか。この「見えない工程」こそが、治療の9割を決定づけます。

ステップ1:二つのデジタルデータによる「完全な可視化」

まず、私たちは二つの異なるデジタルデータを取得し、患者様のお口の状態をコンピューター上に完璧に再現します。

歯科用CT(CBCT)による「骨・神経」の可視化
トップ5CTスキャン|いばた歯科
歯科用CT

歯科用CTを撮影し、顎の骨の「幅」「高さ」「密度」、そして神経や血管の正確な走行位置を三次元的にミクロン単位で可視化します。
これが、手術の「安全」を守るための土台となるデータ(ダイコムデータ)です。

口腔内スキャナーによる「歯・歯ぐき」の可視化
トップ4口腔内スキャナー|いばた歯科
口腔内スキャナー

従来の不快な粘土の型取りは行いません。口腔内スキャナー(TRIOSなど)で現在の歯並び、噛み合わせ、歯ぐきの状態を高精度なカラー3Dデータとして記録します。
これが、「機能」と「美しさ」を設計するためのデータ(STLデータ)となります。

ステップ2:コンピューター上での「仮想手術(シミュレーション)」

デジタルシミュレーション|いばた歯科

ここからが、当院のこだわりが発揮される工程です。
専用のシミュレーションソフト(3shape インプラントスタジオなど)上で、この二つのデジタルデータを0.1ミリ単位で完璧に重ね合わせます(マッチング)。
私はこのコンピューター上の三次元空間で、いわば「仮想手術」を何度も繰り返します。

  • 神経を確実に避け、安全な距離を確保できるか
  • 骨が厚く硬い理想的な位置はどこか
  • 将来的に、噛む力が効率よくかかる理想的な角度は何度か
  • 被せ物を装着した時に、審美的に見える位置はどこか

これらの条件をすべて満たすたった一つの「適解」を見つけ出すまで、徹底的に吟味します。

ステップ3:「全症例」サージカルガイドによる計画の完全な再現

どれほど完璧な計画を立てたとしても、実際の手術でそれを正確に再現できなければ意味がありません。人間の手によるフリーハンドの手術には、術者の経験やその日の体調によってわずかな誤差が生じる可能性を完全に排除することはできません。

その「わずかな誤差」が深刻な事故に繋がるリスクを、私たちは決して看過しません。
そこで当院では、インプラント治療の「全症例」において必ず「サージカルガイド」を使用します。

サージカルガイドとは
サージカルガイド|いばた歯科

サージカルガイドとは、コンピューターシミュレーションで決定した理想的なインプラントの埋入位置を、実際の手術で寸分の狂いなく再現するためのオーダーメイドの「手術用補助装置」です。

患者様のお口にぴったりと適合するマウスピースのような形状で、インプラントを埋入する位置にだけドリルを導くための精密な穴が開いています。

手術当日は、このガイドの穴に沿ってドリルを進めるだけで術者は迷うことなく、計画通りの「深さ」「角度」「方向」にインプラントを埋入することができます。

当院のサージカルガイドへの「こだわり」

当院ではこの安全性の要であるサージカルガイドも、院内に設置した3Dプリンターを用いて歯科医師である私自身が責任を持って設計・製作しています。

妥協のない設計

たった一本のインプラントのためであっても、手術中にたわんだりズレたりすることがないよう十分な厚みと剛性を持たせ、ガイドの固定性・再現性に徹底的にこだわります。

精度の確認

製作したガイドが本当に設計図通りに出来上がっているか、ズレがないかを装着した状態で再度、被曝量を抑えたCTを撮影し、二重、三重の確認(ダブルチェック)を行います。

コストの抑制

一般的に、このガイド製作を外部の業者に依頼すると高額な費用が発生するため、すべての患者様に使用することが難しいのが現状です。

当院ではデジタル機器への長年の投資と、学会発表も行った独自の製作ノウハウ(2006年米国AMED、2008年日本インプラント学会にて発表)により、この工程を院内で完結させコストを抑えることで、すべての患者様に標準的にこの安全なガイド手術を行う体制を確立しています。

この「見えない工程」への時間と手間を惜しまない徹底したこだわりこそが、当院のインプラント治療の「安心・安全」の礎なのです。

患者様の「納得」を導く見えるカウンセリング

トップ6見える診療|いばた歯科

インプラントは素晴らしい治療ですが、外科手術であり費用も期間もかかる、患者様にとっては人生における大きな決断の一つです。だからこそ、私は患者様が心から「納得」して治療に臨めることを何よりも大切にしています。

当院では、私自身が直接患者様とのお話の時間を十分に確保します。そして、ただ言葉で説明するのではなく「見える」資料を用いて、患者様ご自身の目で現状をご理解いただきます。

カウンセリングで使用する資料

  • 撮影したCTの三次元画像
  • 口腔内スキャナーによる、ご自身の歯並びの3Dデータ
  • 治療計画のシミュレーション動画
  • 治療計画書や模型

これらのデジタル画像をモニターに映し出し、「なぜ、この歯は保存が難しいのか」「インプラント以外に入れ歯やブリッジという選択肢はないのか」「もしインプラントにするなら、どの位置にどのような種類のものが必要なのか」「費用や期間、リスクは何か」といったあらゆる疑問に対して、専門用語を極力使わず一つひとつ丁寧にお答えします。

無理に治療を勧めることは決してありません。すべての選択肢を公平に提示し、ご家族とも相談できるよう分析した資料をお渡しします。

患者様ご自身が、ご自身の価値観で選ぶ。そのプロセスを、専門家として誠実にサポートすること。
その積み重ねこそが信頼関係に繋がると、私は信じています。

「入れて終わり」ではない、未来の安心を守る治療設計

インプラント治療は、手術が成功して被せ物が入ったら終わりではありません。
むしろ、そこからがその「第二の永久歯」を生涯にわたって健康に機能させるための本当のスタートです。

身体への負担を抑える術式「フラップレス手術」

フラップレス手術|いばた歯科

精密なCT診断とサージカルガイドの存在は、手術の方法そのものもより身体に優しいものへと進化させました。骨の状態が良好な場合には、歯ぐきを大きくメスで切開し縫合する従来の術式は必要ありません。

サージカルガイドを用い、インプラントを埋入する部分だけを直径数ミリの大きさで円形にくり抜く「フラップレス手術」が可能です。
これにより、手術時間が大幅に短縮され術後の痛みや腫れ、出血を抑えることができます。

技工士と連携する「精密な上部構造」

インプラントの上に取り付ける人工の歯(上部構造)も、長期的な安定を左右する重要な要素です。

当院では口腔内スキャナーで取得した精密なデータを基に、院内のCAD/CAMシステムを活用します。

手術を担当した私自身が専門の歯科技工士と緊密に連携し、「この角度で力を受けるから、この形態が適だ」「歯ぐきと調和し清掃しやすいのは、この立ち上がりだ」といった医学的・力学的な視点を設計にダイレクトに反映させた、オーダーメイドのアバットメント(土台)とセラミックの被せ物を製作します。

単に既製品を当てはめるのではない、このこだわりが長期的な機能と美しさを生み出すのです。

治療後の「安心」まで見据えたメインテナンス体制

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病と同じような病気である「インプラント周囲炎」になるリスクがあります。これはインプラントの周りの骨が溶けてしまう非常に怖い病気です。
このインプラント周囲炎を防ぎ、大切なインプラントを長持ちさせるために治療後の定期的なメインテナンスは絶対に不可欠です。

インプラント メンテナンス|いばた歯科

当院のメインテナンス内容

当院では治療が完了した後も、以下の内容を徹底しています。

  • 専門の歯科衛生士による定期的なクリーニング
  • 噛み合わせの変化のチェック
  • CTやレントゲンによる骨の状態の確認

初期のわずかな変化も見逃しません。万が一、違和感や不安が生じた場合でもすぐに私たちがフォローできる体制を整えています。

「どんな小さな不安も放置しない」治療後の未来まで責任を持って見守り続けること。
それこそが、当院の「安心」の証です。

私たちが目指す、人生を豊かにするインプラント治療

いばた歯科のインプラント治療は、これらすべてのこだわりが一つに結実したものです。

当院の強み

  • 「抜歯ありきではない」天然歯保存への徹底した診断力
  • 1986年から続く専門医としての豊富な臨床経験
  • CT、スキャナー、サージカルガイド、CAD/CAMというデジタル技術の完全な融合
  • 院長である私が診断から手術、説明、そして術後の管理まですべてに責任を持つ一貫体制

こうした強みが唯一無二の「納得」と「安心」に繋がる。それが、いばた歯科のインプラント治療です。

失った歯でお悩みの方も、今の治療に不安がある方も。
「インプラントしかない」と言われたとしても、本当にそうなのかまずは一緒に見極めましょう。

そして、もしインプラントが選択であるならば、私の持つ技術と経験のすべてを懸けて治療を受けてよかったと心から思っていただける結果をお約束します。